木造住宅で心配なことの1つは、湿気ではないでしょうか。
長く住む家なので、対策をして耐久性を高めたいですよね。
本記事では、木造住宅の建築時に気をつけたい湿気対策についてご紹介します。
□木造住宅の湿気の原因について解説!
木造住宅の湿気の原因は様々ですが、ここでは3つご紹介します。
1つ目は、屋外から浸入する雨水です。
いわゆる雨漏りですが、外壁のひび割れや屋根から雨水が浸入してきて起こります。
一昔前の住宅では、雨水が室内にまで入ってくることもありましたが、最近ではそれほどひどい雨漏りは起こりにくくなりました。
しかし、その分雨漏りの被害に気づきにくくなったとも言えます。
気づかないうちに壁内部で雨漏りが起きて木材が濡れてしまうという被害もあります。
被害が大きくならないように対策していきたいですね。
2つ目は、室内から浸入する水分です。
例えば、洗面所や浴室、台所などの水回りで使う生活水が原因になります。
特にタイル張りの浴室では、タイルの耐久性が高いことから油断しがちですが、目地のひび割れからも浸水することを注意する必要があります。
少しずつ浸水して、最終的には構造部分が劣化させてしまう可能性があるでしょう。
3つ目は、地面からの浸水です。
地面は必ず水分を含んでいますよね。
建築時に床下の地面がむき出しになっていると、地面から蒸発した水分が床下部分に入り込みます。
それにより、劣化が進む可能性があるので、しっかりと対策しておきたいです。
その他にも、部屋干しや汗など生活空間で発生する水分や、結露による水分が湿気の原因となる可能性があります。
□新築時にできる湿気対策について解説!
湿気対策は住み始めてからではなく、建築時にしておきましょう。
*壁材でできる対策
壁材には調湿作用が優れているものを選ぶと良いでしょう。
代表的なものは、漆喰や珪藻土をはじめとした塗壁です。
調湿作用だけでなく、防火性や消臭性にも優れている特徴があります。
*換気システムでできる対策
湿気対策として有効なことの1つは換気です。
最近の住宅では24時間換気システムが義務化されていますよね。
それほど換気は住宅にとって大切なものなのです。
換気システムの種類には、第一種換気、第二種換気、第三種換気システムがあります。
どれが良いのか選ぶのは難しいですよね。
当社で家づくりをしていく中で、一緒に考えていきましょう。
□まとめ
本記事では、木造住宅の湿気対策についてご紹介しました。
湿気対策は住み始めてからではなく、建築時から意識していきたいところです。
新築をお考えの方は、当社で一緒に考えていきましょう。