地震に強い家の特徴とは?地震に弱い家と比較しながら解説します!


東日本大震災や阪神淡路大震災では、家の崩壊により、数千もの尊い人命が失われてしまいました。
未曽有の地震から身を守るためには、地震の発生率が低いとされている地域でも、耐震性を重視した家を建てることが大切です。
本稿では、家の耐震性を見極めるポイントを具体的に説明します。

□あなたの家は本当に安全?地震に弱い家の特徴とは?

地震が頻発する日本でも、残念ながら耐震性の低い家があります。
耐震性の低さには、いくつかの原因が考えられます。

*部屋数が極端に少ない家

広々とした部屋は、開放感があり快適な生活を送ることができますが、部屋が広くなるにつれて家を支える建材が少なくなるため、耐震構造も考慮しないと地震に弱い家になってしまいます。
耐震構造に詳しい設計士に相談し、安全性を確保することをおすすめします。

*窓の割合が大きい家

日当たりのよさや景色を楽しむためには、窓は重要ですが、外壁面の75%以上を窓にしてしまうと、耐震性は非常に低くなってしまいます。
自然な光や風を取り入れつつ、地震に強い家を建てるには、高い技術力を持つ設計士による、快適性と耐震性のバランスがとれた設計が求められます。

*屋根の重い家

重い屋根は家全体に相当な負荷をかけているため、耐震性を考慮すると、ガルバリウム合板やスレート等の軽い素材を用いた建材を使用する方が良いでしょう。
専門的なアドバイスをもとに、屋根の建材を検討し、太陽光パネルやエアコンの室外機などの構造物を設置することをおすすめします。

□安心・安全な暮らしを実現する、地震に強い家の特徴とは?

耐震性の強さを考える上で、間取りは非常に重要なポイントです。
例えば、地震の揺れが様々な方向であることを考慮すると、より正方形に近い間取りの方が、細長い間取りよりも揺れに耐えることができます。
また、耐力壁という地震の揺れに強い構造を持つ壁は使用する数の多さに比例して、家の耐震性も向上します。
しかし、家の一部の耐震性が高いだけでは、揺れの強さの部分的な違いにより、家が崩壊しやすくなるため、全体最適を考えて、家全体の耐震性をあげることが大切です。

□まとめ

地震の発生を正確に予測することは不可能ですが、地震に強い家の特徴を把握し、対策を講じることは可能です。
当社には、一般的な設計事務所では見られない専門的な技術・知識を有するスタッフが在籍しており、地震に強い家を設計しています。
自分や大切な人の命を守るために、あなたも地震に強い家で暮らしてみませんか。