「施工面積と延べ床面積の違いについて知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
それぞれに特徴があるため、しっかり理解しておきましょう。
そこで今回は、2つの面積の違いと坪単価に関する注意点について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
□施工面積と延べ床面積の違いとは
施工面積は、バルコニー、吹き抜け、玄関ポーチやロフトなどを実際に施工した面積をもとに算出されます。
この面積は、特に決まった基準がないので、会社によって計算方法は異なります。
延べ床面積には含まれない部分が含まれることも多いため、ほとんどの場合、施工面積は延べ面積よりも大きくなります。
これに対し、延べ床面積とは、建築基準法に基づいて各階の床面積を合計した面積のことを指します。
バルコニーの先端や床のない吹き抜けから2メートルまでの部分は含まないというような基準が設けられています。
建築確認申請や登記をするときは、この面積が公称の面積として扱われます。
売りに出す際も、この面積が基準となります。
□坪単価に関する注意点とは
ここでは、坪単価に関する注意点についてご紹介します。
坪単価とは、家の価格を面積で割って算出されたものです。
しかし、この面積を延べ床面積にするか施工面積にするかについては、決まりがありません。
一般的に、面積が大きい施工面積で計算した方が坪単価は安くなります。
実際に、住宅の価格が3000万円、施工面積が150平米、延べ床面積が130平米の場合を考えてみましょう。
ただし、1坪は3.3平米であるため、坪に換算して計算します。
施工面積で割る場合は、坪単価は約66万円になります。
一方、延べ床面積で割ると、坪単価は約76万円になります。
どちらの面積を用いるかによって、今回の場合は約10万円も差が出てしまうことがわかります。
坪単価をできるだけ安く表示させたいと考え、施工面積で算出した結果を使用している会社も存在します。
住宅の購入をお考えの方は、坪単価を比較する際、2つのうちどちらの面積が使われているのかをしっかり確認しておくことをおすすめします。
□まとめ
今回は、施工面積と延べ床面積の違いと坪単価に関する注意点について紹介しました。
当初の疑問は解決されましたでしょうか。
2つの面積の違いはしっかり把握しておくことが大切です。
坪単価を比較する際は、今回の注意点をぜひ参考にしてくださいね。
注文住宅でお悩みの方は、いつでも当社にお問い合わせください。