日本は造山帯に位置しているので、世界でも地震の多い国です。
そのため住宅を建てる際には耐震性の高い住宅を建てて、少しでも安心して暮らしたいですよね。
そこで今回は、大地震から家を守るための方法と揺れやすさを調べるための方法についてご紹介します。
□大地震から家を守るための方法についてご紹介
ここでは、大地震から住宅を守るために必要な方法を3つご紹介します。
*免振による方法
免振とは、地震による力をなるべく受けないようにする方法です。
建物と地面の間に装置を挟んで、地面と家が直接接着するのを防ぎ、地震の揺れを弱めます。
挟む装置には種類があり、積層ゴムや建物自体を滑らせて揺れを抑える方法、球体状の材料を挟む方法などがあります。
しかし、地盤が弱いと設置できない場合や、スペースが確保できないと適応できない場合もあるので、事前に確かめておきましょう。
*制振による方法
制振は、地震力を吸収して、揺れを軽くする方法です。
免振の方はより大きな耐震効果が期待できますが、制振は建物に取り付ける装置が少なくて済むので地盤に影響されません。
また、地震だけでなく台風の自然災害の対策にもつながります。
*断振による方法
断振は画期的な対策で、地震が来た際に建物を浮かせて揺れの力を通さないという方法です。
空気の力を利用して建物を数センチ浮かせ、揺れによる影響を断ちます。
□揺れやすさを調べるには?
ここでは揺れやすさを調べるための方法についてご紹介します。
揺れやすさを調べるためには微動探査という方法を使います。
微動とは、車や電車などの交通による振動や川の流れなどの震動のように、人間が感じられない振動のことです。
微動探査する装置を4台住宅の敷地内に置き、1時間程度放置して地盤の微動を観測します。
これによって地盤がどれくらい揺れやすいのかを調べられますし、他にも地盤周期や地面の層についても観測できます。
これらを活用することで、その土地に合ったより強い耐震性能を施した住宅を実現できます。
また、揺れにくい住宅にするためにより固い地盤を選ぶことにもつながります。
□まとめ
今回は、大地震から家を守るための3つの方法と揺れやすさを調べるための方法についてご紹介しました。
地震の対策をしっかり行っておくことで、日常生活を安心して暮らせます。
今回の記事を参考に、地震に強い住宅の設計を検討されている方は、ぜひお気軽に当社までご連絡ください。
お待ちしております。