土地や住宅を所有すると固定資産税がかかります。
固定資産税についてご存じの方も、税金の仕組みについては分からない方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、固定資産税の課税の仕組みと固定資産税を減額や節約する方法についてご紹介します。
□固定資産税とは?
ここでは固定資産税の仕組みや、住宅にかかる固定資産税を算出するための計算方法についてご紹介します。
固定資産税は地方税に分類される税金で、道路や上下水道、ごみ収集などの地域のサービスを利用するための費用と考えられます。
固定資産税は固定資産評価基準をもとに算出します。
これは総務大臣が定めた基準で、土地には公的価格、物件には時価を基準に設定されます。
固定資産評価額が課税標準額になり、それに標準税率の1.4パーセントをかけた額が固定資産税額です。
次に、課税標準額の出し方のポイントについて解説します。
課税標準額を求めるために必要な固定資産評価基準を正確に算出するのは難しいとされています。
全国統一で評価項目が決められており、建物の構造や設備、素材の種類によって係数が調整されます。
一般的には家の設備が贅沢になるほどポイントが高くなり、経年劣化が少ない建材を使うほど固定資産税が下がりにくくなります。
大体の数値は課税標準額を50パーセントとして計算してみるのがおすすめです。
□固定資産税の減額や節税方法とは?
ここでは固定資産税を減額、節税する方法について3つ解説します。
*住宅用地の特例による減額
一般の住宅では、200平方メートル以下の住宅は小規模住宅用地と認識され、固定資産税と都市計画税が減額されます。
坪数ならば60坪程度が目安です。
*新築住宅の特例による減額
新築3年間から5年間までは床面積が120平方メートルまでの固定資産評価額が50パーセント軽減されます。
認定長期優良住宅に認定されると、床面積に関係なく、新築から5年間、マンションの場合は7年間まで固定資産評価額が半額になります。
*災害に合った場合の減免
地震や火災などの災害による被害を受けた場合、納税期限を迎えていなければ税金を減免する制度を受けられるケースもあります。
しかし、これは条件があり、申請を行う必要があるので事前に確認しておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は、固定資産税の仕組みと固定資産税の算出法、固定資産税を減額、節税する方法についてご紹介しました。
当社では、お客様のご要望に合わせた住宅設計を行っております。
住宅の設計でお困りの方はぜひ当社までご連絡ください。