スキップフロアのリビングやダイニングのメリットは?デメリットや事例を併せて解説します!

スキップフロアは、様々な場所に設置可能です。
とはいえ、一般的な設置場所はリビングやダイニングだと思います。
そこで、スキップフロアをリビングやダイニングに導入した場合、どのようなメリットやデメリットがあるのかを紹介します。

□スキップフロアのメリットとデメリット

そもそも、リビングとダイニングのどちらにスキップフロアを設置するのかによってメリットとデメリットは変わってきます。
リビングにスキップフロアを設置した場合、リビングの床はダイニングの床よりも高くなります。
ダイニングにスキップフロアを設置した場合は、ダイニングの床の方がリビングの床よりも高くなります。

まずは、メリットについて解説します。

床が高くなると、椅子に座った時の目線が高くなるため、室内の見え方が変わります。
例えば、リビングのソファーはダイニングの椅子よりも座面が低いことが多いです。
ここで、リビングの床を高くすることにより、ソファーに座った時の目線をダイニングチェアと同じ高さにできます。
すると、ダイニングにいる家族と同じ目線で会話を楽しめ、リビングとダイニングの距離感が近くなります。

一方、ダイニングの床が高くなると、よりリビングのソファからの目線が低くなるため、ダイニングやキッチンの様子が分かりにくくなります。
そのため、リビングとダイニングの区別を明確にしたい場合や、ダイニングや特にキッチンの様子をリビングからは見づらいようにしたい場合にオススメです。

デメリットは、メリットの裏返しになります。

例えば、リビングの床が高くなる場合、キッチンやダイニングの様子が分かりやすいため、キッチンやダイニングの様子をあまり見せたくない方には向いていません。
また、ダイニングの床が高くなる場合は、リビングに対する圧迫感が増してしまい、リビングを狭く感じやすくなります。

□スキップフロアを活用したリビングやダイニングの事例

ある家のリビングとダイニングでは、家を建てる前から敷地にあった段差を利用して、ダイニングを高くするスキップフロアを設けています。
段差部分の壁面には収納を設けて、リビング側から使うことが可能です。。
ダイニングとリビングの高低差が大きいため、階段がある箇所以外は手すりを設けて、安全性を確保しています。

リビングの真上に位置している2階へ上がるための階段部分は、蹴込み板を無くし、天井を吹き抜けにすることで、リビングの圧迫感を低減しています。
リビングからはキッチンの様子を見づらいですが、キッチンからはリビングを見渡すことができます。
さらに、階段の吹き抜けによって、2階の様子も見ることも可能です。

□まとめ

今回は、リビングやダイニングにスキップフロアを設けた場合の、メリットとデメリットについて紹介しました。
事例で紹介したように、敷地の形状や、家の間取りに応じて、賢くスキップフロアを設計してみてください。