玄関ポーチとは?設置する上でのポイントについて解説します!

住宅には必ず存在する玄関ポーチについて解説します。
身近であるがゆえに、その役割と重要性については見落とされがちです。
そこで、新しく家を建てる人に向けて、玄関ポーチの役割と設置する上でのポイントについて紹介します。

□玄関ポーチとは何か

そもそも、玄関ポーチとは、玄関前にある屋根が付いたスペースのことです。
そのため、門から玄関までの通路は玄関アプローチと呼ばれており、玄関ポーチとは別のものです。
玄関ポーチは、家の前の道路から少し高くなっている場合が多いです。
また、道路から玄関の様子を見えないようにするために壁やフェンス、植木などが配置されていることもあります。

家を訪れる人が最初に目にする場所なだけに、玄関ポーチが家の第一印象を左右すると言えます。
そのため、実用性とデザイン性の両方に配慮して、使いやすく見た目にもこだわった玄関ポーチを設計されることをオススメします。

□玄関ポーチをつくる上で重要なポイント

1つ目は、広さです。
狭すぎる玄関ポーチでは、複数人が出入りする際に、不便です。
家族で買い物に行った帰りや、大きな宅配荷物を受け取る際など、玄関ポーチの広さが求められる機会は多いと考えられます。

2つ目は、屋根です。
屋根には、日よけや雨よけの役割があるため、小さすぎると玄関ポーチが濡れたり汚れやすくなってしまいます。
紫外線によって玄関や家具が痛んで劣化してしまうし、雨が吹き込むと出勤や帰宅時が大変ですよね。
玄関ポーチのスペースを覆えるだけの屋根サイズは、確保しておきましょう。
また、掃除しやすいように、傾斜が付いている屋根がオススメです。

3つ目は、床材です。
床に貼るタイルには、防汚コーティング、ザラつき、凸凹などの加工を施しておくことができます。
そうすることにより、できるだけ掃除の頻度を減らし、雨の日でも滑らず使いやすい玄関ポーチにできます。

4つ目は、照明です。
玄関の鍵を開ける時、手元を照らしてくれる光が欲しいものですよね。
また、夜に帰宅した時など、玄関が明るいと安心できますし、防犯の面でも安全だと言えます。

それに、照明を植木や壁と合わせることで、おしゃれな玄関ポーチを演出できます。
電球交換の手間を減らすために、長期間使用できるLED電球がオススメです。

5つ目は、玄関のドアです。
玄関のドアには、外開き、内開き、引き戸の3種類があります。
外開きは玄関で靴を脱ぎやすいため、最も一般的です。
内開きは、蝶番や、いざというときはバリケードを家の内側に設置できるため、防犯上の観点からオススメできます。
引き戸は玄関のスペースを広く使えるため、玄関ポーチが小さめの方にオススメです。

その他に、宅配ボックス、コンセント、散水栓、手すり、鉢植えなどがあると便利になります。

□まとめ

今回は玄関ポーチの役割と、設置する時のポイントについて紹介しました。
デザイン、機能、防犯の内、どれを重視するかは人それぞれですが、大事なのは3つのバランスを取ることです。
暮らしをイメージしながら、より使いやすい玄関ポーチを設計してみてください。